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セーラー服と機関銃のtomひでのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.0
NHKBS4Kで『セーラ服と機関銃4K修復版』が放送されたので、4Kで久しぶりに観直してみた。さすがに42年前の作品で元々の撮影状態が悪かったりするので、4K修復版とはいえ劇的な変化はそれほど感じなかった。

薬師丸ひろ子好きだったな〜(笑)

監督は相米慎二。 演出的には今観るとかなりチープで予算の無さはとても感じる。ダレた長回しもある。まぁでもアイドル映画だからいいのか…。ゲリラ撮影もかなりやっているが、今なら絶対非難されるんだろうな。警察も世の中も優しい時代だった。

映画後半の機関銃を放つシーンでは瓶の破片が薬師丸ひろ子の頬に当たり血が流れているのがそのまま使われている。演技をそのまま続ける薬師丸ひろ子の集中力…女優だな。今なら所属事務所の政治が動いて色々大変な事になりそうだが…(笑)

公開当時の配給収入がその年の邦画トップ、製作費を考えるととんでもない利益率(笑)久しぶりの「セーラー服と機関銃」はいろんな意味で時代を感じる作品だった。
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