律

ターミネーター2の律のネタバレレビュー・内容・結末

ターミネーター2(1991年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

1に続いて2も試聴。こちらは昔金ローか何かで見た記憶が結構残ってて、色々なシーンを覚えていた。やっぱり印象的な作品だったんだろうな。
約30年前の作品とは思えない映像で、びっくり。
サラとジョンの関係は、序盤のシーンをみていると、サラがジョンのことを未来に有用な人物だから心配し、生かすように見えてしまって、サラにとってもジョンにとってもしんどくないか?…と思った。サラにかかるプレッシャーはとてつもないものだし、それをずっと1人で抱えていたことを考えるとそうなってしまうのも分からなくもないけれど。
DVDの特典の制作裏話で、「ターミネーターは共感などの感情はない。ジョンを守るけどそこに目的意識はない。サラは目的に向かって真っ直ぐ進む。サラは機械になろうとした。けれど、機械にはなれなかった」と言ってダイソン家のシーンが出てきて、ああなるほど、とサラの引っ掛かりについては理解した。
ターミネーター(1000)がなぜ警官の姿をしているか、とか、特典も面白かった。
SF作品の人種的な描写についても特典で言っていたけれど、こういう部分は現代の方がより良くなっているんだろうな。

最後のシーンは何度見ても涙が出てしまう。
ジョンの必死さ、サラのタフさ、ターミネーター(800)の変化、ターミネーター(1000)の怖さ、とにかく目が離せない作品。

ただし、やはりバイオレンスが苦手な人は注意。
律