いず

ターミネーター2のいずのレビュー・感想・評価

ターミネーター2(1991年製作の映画)
5.0
片膝を立て、しゃがんだ姿勢からゆっくりと立ち上がる。映画を見た後この動きをついやってしまった人は多いのではないだろうか(服を着たままでも本編に習ってもどちらでもよいが、後者の場合場所を選ぼう)。

「続編はヒットしない」という通説をひっくり返したジェームズ・キャメロンの傑作。あくまでジョン・コナーの周囲の小さな世界で繰り広げられる戦いに終始することによって、わかりやすくそれでいて強いメッセージ性をもった作品になった。

幼いながらも人を思いやる心を持ち、ロボットとも理解し合えると信じる未来のリーダー:ジョン、今作で味方になった凄まじい力を持つターミネーター:T-800、鋼の肉体と強い使命感そして繊細な心を持つ母サラ・コナー。この三人による疑似親子のような関係が大好き。
ロボットと人も心を通わせることができる。そう思える希望に満ちた作品。
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