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皆殺しの天使のUKのレビュー・感想・評価

皆殺しの天使(1962年製作の映画)
4.0
一切の因果を欠いた (非?) 脱出劇の不条理さがたまらなかった。そこに寓意を見ようとするならばいくらでもできそうなものだが、そうしなくても十分笑えるのだからそれでいいじゃない、という気分。

「つべこべ言わず早く出なさいよ」と引いた視線で突っ込むよりもむしろ、後半の「こいつを殺さないことにはどうにもならない」というめちゃくちゃな理屈に思わず納得するくらいには狂気の雰囲気にのめり込んでいた。スクリーンの迫力が成せるワザか。
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