冒頭から見たことないぐらい綺麗な豆電球(みたいなおじさん)が登場して驚愕。
エディの歌なんてどうでも良くなってしまったし、なんなら一番印象に残ってる。
世界初の全編トーキーのミュージカルという付加価値はありながら、方々で「ミュージカル映画の石器時代」と呼ばれる通り、きょうびの学芸会でももう少し良いもの見れそうな感じはある。
でもリュミエールやメリエスを見て、バカにするのが愚かなことであるのと同じで、言うまでもなく素晴らしい功績だし、映画好きとしては「ありがとう」と伝えたい気持ちになります。
「食べなければカロリーも減るわ」
「カロリーって何よ!」
とか、
「左足がおかしい」
「頭痛なの」
とか、
「俺を無視するつもりか」
「昔から無視されてるよ」
と言われて最終的にライトを放り投げられたりだとか、じじいのシャツ引っ張るイジメとか、でかい帽子のくだりとか、無駄に長い尺で繰り広げられる爪先タップダンスのシュールさとか(マジなのか笑わそうとしてるのか判断つかない)……コメディとしては普通に面白くて笑ったなーw
カロリーとか頭痛のくだりは、本当に字幕あってるのかしら。
それにしてもマホーニー姉妹は可愛い。
特に姉のハンクは快活で気が強くて綺麗で可愛くて何より優しくて。本当に魅力的。
そもそもベッシー・ラヴの演技力が群を抜いていたよね。
今年の「バビロン」や10年ほど前のアカデミー賞を受賞した「アーティスト」で、サイレントからトーキーにうまく移ることができずに落ちぶれていった役者がたくさんいたことを描いていたけれど、ベッシー・ラヴはトーキーにきても抜群だった。
あと、めちゃくちゃ根本的なところなんだけど……エディの魅力なさすぎやろw
なんでこんな美人姉妹に惚れられるのか。。
ジャックの方がまだマシに見えたけどね。
あとは、なんとなく「バカな女が可愛い」という価値観が全盛というか当たり前の時代だったのかなぁという感覚は受けました。