世代じゃないけど、タイトルは独り歩きしていたから知っていて、それほど多くの影響を残した作品はどういうものなのかと気にはなっていた。
もともとドラマとして作られた作品、しかもそれが「ifもしも」というテーマの中で制作された作品だったということで、内容はものすごく簡潔で、枠に当てはめられて作られたという印象を受ける。
でも、罪悪感なく約束をすっぽかしてしまうところ、どうでもいいことにムキになってしまうところなどに小学生らしさは表れていて、くわえて、打ち上げ花火はもとより、夜に忍び込んだ学校のプール、ほのかな恋心、プールでの競争みたいなところに夏の思い出が詰めこまれていて、だから長く愛される作品なのかなと思った。
観る人のあの日の思い出になってしまう作品というか。
それにしても奥菜恵、美少女だったな。
ひとり大人びていて、身長も高いし、でもそれが「特別な女の子」という感じで逆にリアルだった。