この映画の真の主役は、エリック・セラの音楽と色彩だと思っています。
この2つが太い土台になり、あまりにも美しく切ない世界観を作り上げてる。その上に分かりやすいストーリーが乗っかり、超個性的なキャストが大暴れするもんだから、面白くないはずがない。通常盤より20分ちょい長く作品に浸れます。とにかくオシャレ。朽ちた壁紙や床の傷なんかもいい味出してる。
音楽の効果ってすごいなぁと感じました。普通ここでストリングス使わんよなぁってところでガシガシ切り込んできたりして、めちゃくちゃとんがってるのに全く違和感なく作品に組み込まれてるのがスゴい。
今回ブルーレイで鑑賞して大正解。
冷静を保ってるように見えるレオンが実は冷や汗かいてたり、こんな細かいとこまで作り込まれてるんだとビックリです。神は細部に宿りますね。