タンタンメーン

レオン 完全版のタンタンメーンのネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

なんで今まで観てなかったんだろ。
"名作"って呼ばれて多くの人から愛される映画はやっぱりそれだけの、それ以上の理由があるんだなって改めて感じました☺︎

最後にレオンが後ろから攻撃されたシーンだけ彼の目線になっていたのが心にきました。マチルダと生きていくっていう希望を持って光のさす方へ歩いて行ったのに辿り着けない、、その悔しさと切なさに泣きそうになりました。その中でもマチルダのことを忘れずリングトリックをきちっと遂行する辺りが彼なりのマチルダへの愛情表現ではあるんだろうな、ちゃんと最後に気持ちお互いが伝え合えていてよかったなってそのシーンを見て改めて感じました。

こんなシチュエーションになることは私の人生においても、私の周りの人たちの人生においても起こり得ない事だけれど、どういう世界にいてもどんな風に生きていても、人間は最後には愛を求めてしまうしその愛は止めることができないんだなって。
レオンは個人的な恨み、っていう形でマチルダの仇を撃とうとして亡くなったから、彼らの愛は悪い方向に向かってしまったって捉える事もできるけど、レオンはマチルダのお陰で一度失った愛を取り戻すことができたしマチルダはレオンのお陰で生き続けることができただけでなく新たな自分として更生して生きようと決意できたのだから、あの2人の愛はいい方に向かうことができたと私は思う!

まだ幼さを携えたマチルダが多くの死や非情で危険な世の中に直面しながらも、少女らしく強くしなやかに生きようとする姿には心打たれるものがあった。そんな、幼いけど多くの辛いことを経験したマチルダだからこそレオンの心を開くことができたんだろうな、、マチルダが段々レオンの殺しやスタイルの真似して帽子を被ったりサングラスをしていくのがとてつもなく愛らしかったです

あと!はっぱ!植木!
あの存在がこの映画の中では凄く大きかった!灰色だらけの薄汚れたビルに、暗い色味の服、明るい色があっても明るさや暖かさがあまり感じられない背景の中で、あの植木が2人の存在や希望、そこからうまれた愛を感じさせてくれました。レオンのお友達、植木の持つ魅力と意味の深さについても考えさせられました☺︎

あぁもっと書きたいことあったけどうまくまとまらない、、やたら長くなっちゃったからもう終わり!素敵な2時間ちょいでした!!!
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