いはん

ウディ・アレンの影と霧のいはんのレビュー・感想・評価

ウディ・アレンの影と霧(1992年製作の映画)
3.5
わざと白黒映画にしているという点でいうならば、マンハッタンの方が私は好きです。やはり、影やら霧やらは悲観的な気持ちにさせる。

タイミングのいい時に霧って出るもんやななんて観てたけど、そりゃ心情と対応させてるんだよな。そして上で霧と影は悲観的な気持ちにさせるなんて言ったけど、そうさせようとわざと使ってるんだろうな。雰囲気作りを終えてからさていよいよ、いつものウディアレン語り。宗教やら愛やら、性やら哲学やらとね。終わり、なかなか好きです。悲観と思われがちだが、意外とウディアレンって、希望を持ってるのではないのかななんて思ったりもする。

ところで、若かりしころのジョンキューザックめちゃくちゃ行けてるな。病める青年。美しゅうございました。
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