他人には言及しないが、私自身は人生の末期に延命治療を要求しない。ただし、痛みの緩和はお願いしたい。好きな映画を観たり、本を読んだりして過ごしたいと思っているから。
映画では首から下が麻痺しベッドで過ごす主人公が若い時の自分の姿を回想するシーンから始まる。
それが海に絡むのは海が全ての生物の命の起源だからだろう。
愛する人や家族は本人の意思に反して生きていてくれることを願う。
いつまでも平行線、相容れない思いが交錯する。
最近、身近になった尊厳死問題に柔らかく切り込んだ作品。
重い課題だが、家族でよく話し合って着地点を見つけておく必要があるだろう。