海を飛ぶ夢の作品情報・感想・評価・動画配信

「海を飛ぶ夢」に投稿された感想・評価

2020年86作目

尊厳死について考える

最近、安楽死や尊厳死について考える機会があった。そんな時この映画と出会った。

生きることは権利だ義務じゃない!
この言葉が強烈に頭に残ってる。楽しみや尊厳とは程遠い生活を送り、これからもベッドで外を見てる、誰かの役にも立たずにそれがずっーーと続く。確かに恐ろしい。
消えてしまいたいと思う。金は無いけど強盗殺人でも起きないかなと。

ラモンの気持ちっていうのは本人にならないと分からない苦しみなんだと思う。出口の見えないトンネルのようにもがき抜け出せない。だからせめて、このトンネルを自らぶっ壊して死ぬ日を自作してでも残された時間を誇らしく、自分らしく生きたいと願ったんだと思う。

尊厳死となるとどうしても「現実から逃げたいから死ぬ」に目が行ってたけど違う。「逃げられない現実を受け止めて生きたいから死ぬ」なんだと思う。生きることにフォーカスされた言葉ではないだろうか。

話は派生しますが、日本は長寿の国です。
でもお年寄りがずっと寝たきりで胃瘻やチューブだらけになってもそれは尊厳ある生であると言えるのでしょうか。
長生きなんてするもんじゃない。体が言う事をきかなくなって、周りがどんどん死んでいって、家も家族はいるけど孤独だっていうお年寄りは沢山いるし、増えます。

日本ももしかしたら尊厳死が合法になる年が来るかもしれませんが、それまでにどう自分が生きていきたいか、自分らしさとはなにかを探す必要があるのかもしれません。
クワン

クワンの感想・評価

3.9
映画思い出し鑑賞記憶Vol.116

本作は4歳の女のコさんのレビュークリップ✨ありがとうございます☺️

25歳で脊髄損傷。

30年近く首から下全く動かない。

それでも彼は夢を見る。

海上を自由に飛ぶ夢を。

美しい想像が世界を広げていく。
その心象風景があまりに美しい。

そして訪れる尊厳死との向き合い。
自分自身。愛する家族。

ハビエルバルデムの苦難の果てに辿り着いた穏やかに慈愛に満ちた表情が忘れられない。

再見したい度80%
目を閉じて全ては心から想像が始まる。
全てを失ったかのように思えた後に残る
心の自由、尊厳を彼から感じたい。
🚧👷🏻‍♀️鑑賞記録ONLY👷🏻‍♂️🚧

【過去鑑賞】
思い出し✔︎_φ(・_・ *
御目汚し失礼しまつ

コレは受賞🏆の数とか関係なく
この先も何度か観るだろう名作📽
特にアダルトチームに刺さるハズ🎯
DVD📀所有、再鑑賞。アレハンドロ・アメナーバル脚本・監督作品。「ノーカントリー」のハビエル・バルデム、ヘレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス主演映画。

25歳の時に頸椎を損傷し、以来30年近くものあいだ全身の不随と闘った実在の人物、ラモン・サンペドロの手記『地獄からの手紙』をもとに、尊厳死を求めて闘う主人公を描いたドラマです。

本作もハビエル・バルデムの演技に刮目です。
kaichi

kaichiの感想・評価

3.8
凄い考えた。
安楽死について。
生きる事。
死ぬという事。
きっと、一つの答えなんてないんだろうな。
最期の海辺のシーンが印象的。
その後ノーカントリーのあの演技だからねー
ハビエル・バルデムは、数本しか見ていないけど、最も神に近い俳優さんの一人じゃないかと思っている。

苦しくてもう解放されたくて死にたい人が死なせてもらえなくて、まだまだ生きて人を救える人がその能力を奪われていく。

切なすぎる脚本を、とても抒情的で美しい映像が優しく包み込み、「だれも悪くないのにどうして誰も幸せにならないんだ!!バカヤロー!!」
と怒りのぶつけどころもわからないまま胸が苦しくなってしまうのであった。
うぐぐと悶えながら最後まで見ると非常にさわやかで「こんなに悲しい映画なのに観てよかった」と思わせてくれた。
事故で26年間首から下の自由が無くなっている主人公のラモン。家族をはじめとする多くの人から支えられて過ごしていたが、自分らしく死ぬために尊厳死を決意する。彼の意思と周囲の人々の様々な想いを描いたヒューマンドラマ。

ラモンを演じたハビエル・バルデムに尽きる一作。顔しか動かせないラモンの表情と言葉だけで作品を牽引するその演技力は、やはり彼しか務まらないと思えるレベル。

同じく障害者を扱った作品である「潜水服は蝶の夢を見る」でのマチュー・アマルリックもそうですが、この手の映画では相当な実力派の人じゃないと無理だなと改めて実感しました。

尊厳死という人間にとって深く重いテーマ。
もっと重苦しい雰囲気かと思っていましたが、
誤解を恐れずに言うと、予想していたよりは見やすい映画でした。

ラモンが既に死を受け入れているからでしょうか。穏やかさと温かさが随所で滲み出ていて、難しいテーマがある映画でありながら、小難しくならずストレートに心に響く作品になっていたと思います。

劇中でよく描かれている自然の美しさ。特にタイトルにもなっている海はこの作品を象徴するかのように、雄大で心地よさが伝わってくる描写でした。それに呼応するような音楽の美しさも大きなプラスポイント。

監督のアレハンドロ・アメナーバルの演出力の高さが伺える一作。実話を基にしているだけに見応えを凄く感じた作品でした。
KIKO

KIKOの感想・評価

-
心がずっしり重くなる。
終わってみると
映画でよかったなと、
映画っていいなとどっち気持ちか分からなくなる。
首から下がいうことをきかない寝たきりの男は尊厳死を望む。ひねくれた家族や知人との会話が生々しい。
>|