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小さな恋のメロディのnobuのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
4.0
ロンドンに暮らしパブリックスクールに通う少年少女の物語。
おそらく12歳くらいかな?

前半は友情、後半は恋愛にフォーカスされていて、彼らの純粋だけどどこか複雑さも兼ねる人間模様と、それらを彩るBee Geesなどの音楽が心地よい。

むしろ音楽と情景が合いすぎていて、PVなんじゃないかって思うシーンもある。

階級差を乗り越えて、純粋に人と人として築かれる友情、恋愛は子供ならではで、大人になるとそれが失われている様子が、うっすらと批判的に描かれている。

主人公とヒロインが出会うダンスのシーンや、音楽のかけあいのシーンなどは本当に微笑ましく、それまで話しかけることさえできてなかったのに、あっという間に「死ぬまで愛し続ける」とか言っちゃう様子が、どこかバカらしくも崇高さを感じてしまう。

同じ年頃にみたかったなぁ、と感じた。
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