三四郎

母の戀文の三四郎のレビュー・感想・評価

母の戀文(1935年製作の映画)
3.0
恋人からのハガキに意味あり。4つ角に場所、新橋、日比谷、ミヤコデパート、帝劇ときて、端の数字はランデブーの時間!これじゃ家族のものにバレないね。内容通りクラス会だと思うだろう。
そしてなんと!母親はできちゃった婚!父母は母の恋文によって結ばれ、そのうち息子ができ、晴れて結婚とは!息子も初耳笑笑
まあ、明治30年代の恋愛小説『魔風恋風』『青春』などを読んでいたら、そして当時は女学生の堕落小説が流行っていたことを思えば不思議ではないか…。いやはやいつの時代も変わらない。
レモンスカッシュ五杯でおめでたときて終幕!愉快だねぇ、こんな世界でいいじゃないか!
日本映画は深刻になりすぎる、いつの頃からか…。軽快な娯楽でいいのだ、たまに真面目になればね。
三四郎

三四郎