ゴン吉

子猫物語のゴン吉のレビュー・感想・評価

子猫物語(1986年製作の映画)
4.0
子猫の小さな大冒険を描いた動物ドラマ。
 
ムツゴロウこと畑正憲が監督・脚本を務める。
音楽監督は坂本龍一。
茶虎の子猫チャトランが主演、パグの仔犬プー助、子熊のブラッキー、キタキツネのキキ、子鹿の春太、アライグマのありゃりゃこりゃりゃ、子豚のトン太、白猫のシロ子らが共演。
製作はフジテレビジョン。 

牧場の牛小屋の中で7匹の子猫が生まれる。その中にちょっと風変わりな茶虎の子猫がいた、名前はチャトラン。それから3ヶ月が過ぎたある日、チャトランは仔犬のプー助と遊んでいたが、チャトランが川べりの木箱に入ったまま流されてしまう。プースケも木箱の後を追う。こうしてチャトランとプー助の旅が始まった…

フジテレビがスポンサーとなって運営していたムツゴロウの動物王国が協力して作製した動物ドラマ。
アメリカでは興行収入が、2023年のゴジラ-1.0に抜かれるまで邦画実写歴代1位の大ヒット作。
チャトランとプースケが可愛らしい。
離れ離れになった二匹がそれぞれ小さな大冒険を繰り広げる。
カニ、カブトムシ、ヘビ、子熊、ウサギ、カラス、キタキツネ、荷を積んだ馬、子鹿、フクロウ、ブタの親子、アライグマ、仔牛、アヒル、カモメ、コウモリ、白ネコ、鶴などと出会いながら旅をする。
チャトランが尻尾を使って魚釣りをするなどホッコリです。
穴に落ちたチャトランをプー助がロープで引き上げるなど微笑ましい。
ワタスゲの大地、トドワラ、硫黄谷など北海道ならではの雄大な自然も満喫できる。
鉄道にはディーゼルカーが走りのどかです。
そして恋。また新たな生命が誕生する。 

2024.2.22(猫の日)BS松竹東急で鑑賞(よる8銀座シネマ)  
第4回ゴールデングロス賞で最優秀金賞(子猫物語)、特別賞(畑正憲)を受賞(1986年)
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