ジェイソンキッド

花とアリスのジェイソンキッドのレビュー・感想・評価

花とアリス(2004年製作の映画)
4.7
とっても良い映画でした

観るに至るまでの過程で、けっこうハードル上がってしまってたんですけど、楽々越えてきよったっすね!笑

正直ここでは書ききれないくらい、全編通して印象的でした

素人の僕では『文章』にして誰かに伝えるということは、到底不可能です!汗

流れる音楽や映像はもちろん、聞こえてくる『声』や『台詞』や『音』、ちょっと異質?なストーリーや演出
そんな全てのモノの『トーン』の、ちょっとした差や明かな違い
その組み合わせや使いどころが、とても絶妙で芸術的で、『強弱』はあれど、全てに惹かれた

時おりシュールかなとも感じるし、なんか混沌としているな~とも思える

混沌と言っても、ごちゃ②がちゃ②しているとか、そんなイメージではなく、全てが不快な接触なく存在し合っているような、、、(じゃあ混沌とは?汗)

そんな、本当に独特の世界が、映画の中に広がっていました、ね、、、
って、パニックやわっ!泣

もちろん、『独特の世界』という表現は、難しいとか、とっつきづらいとか、そんな意味ではいっさいありません!!

なんせ、すばらしい作品だということなんです!
どうぞ観て下さい!笑

終盤までのストーリーとしては、基本何か噛み合わないと言うか、ちょっと淀んだような雰囲気で、『嘘』が絡んでいるためか、話は進んでいくけど、映像の美しさとはうらはらに、なんか、、、やはり淀んでいる

けれど、ラストの10分、15分くらいかな?
もう全てが解き放たれていくんですけど、あの『各々が前に進むシーン』は、なかなかのもんがありました!

特に『アリスが舞うシーン』はすばらしいの一言!!
『花の告白のシーン』とはまた違った意味で『カオス』でしたよね?
ひつこいけど、独特な世界観にガッツリ引き込まれました

美しい音色の下に、あえて『雑音』とも『雑念』とも言えるカットを差し込みながら進んでいく『アリスが舞うシーン』でしたが、、、

最後のワンカット!
『アラベスクからアラベスク・パンシェ』で締めくくる、あのカット!

本当に美しいと、心から思いました
本当に観て良かったです☆
ありがとう!!

ふたりがつく『嘘』は、どちらも切ないものがありましたけど、まーくんもそない怒ってなかったんで、結果オーライなんでしょう!笑
そして、なんか知らんけど、アリスのお母さんまで『前』に進んでいきますし♪

ほっこりしたラストも、この作品をよく象徴していました

本当に良い映画でしたね☆

ちなみに、『アラベスク』『アラベスクパンシェ』というバレエの動作?の名前は、シーンを特定するうえで、少しでも分かりやすくするために、必死で検索しました!汗
が、もし違っていたらスンマセン、ってことでヨロです☆笑