セガール幹事長代理

バトル・ロワイアルのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
2.5
対コロナ対策の仕切りの無い汚い居酒屋のカウンターで一人で飲んでたら、カウンターの両隣の知らないおっさんが俺を挟んで「俺は馬で毎年500万は負けてる」「お前が500万も持ってるわけ無いだろ」と人が想像しうる最底辺の口論がスタートし、俺のフラポテがおっさんの飛沫まみれになった。
全てが嫌な時代である。
後期高齢者の罵り合いよりも未成年同士の血で血を洗う活劇に胸を踊らせたく久しぶりに鑑賞しました。

中学生が殺し合う話でデスゲーム系作品の火付け役。
日本における中二病発症原因の大部分を生み出した罪な映画。
破傷風は土。
HIVはハッテン場。
淋病は吉原。
中二病はバトルロワなんとか。
そんなことはどうでもいい。

山本太郎見て「こんな中学生いねえだろ」とツッコむのは野暮ってものである。
下着泥棒が痴漢に「人の気持ちを考えろ」って説教たれるようなもの。作る人も観る人もレビュー書く人も続編はクソって言う人もみんなIQ7とかなんだから骸で山河を築くサマを淡々と楽しむべし。

バックグラウンドの全く描かれない機関銃乱射のパーマヤンキー(安藤)なんかマジで乱射してるだけ。喋らない。コミュ障。
彼の演技がやたら称賛されているが狩野英孝あたりでも代役務まるんじゃないかと思った。

あと生首手榴弾は監督がやりたかっただけ。暴力描写はもうちょっとふりきってもよかったかもしれない。ボーガンの矢が肛門に刺さって1本なら痔、3本なら死ぬとか
※さっきまで毛利元就(松永義弘著)読んでました。

なんやかんやモヤモヤとしたおうち時間に適した映画でした。