このレビューはネタバレを含みます
当時話題になった作品
時間が経ってから観ると印象が変わりました。
BR法、よりより大人になるために中学3年生の1クラスを選んで殺し合いをさせる法律が施行された。主人公の七原秋也もその殺し合いに巻き込まれてしまう。友人らと殺し合いをしたくないが、「時間切れになったら死」ということから殺し合う友人達と政府から送り込まれた「転校生」が否応なく殺し合いに参加させられてしまう。
PUBGなどのゲームが出たとき想像したのが「バトロワみたいなゲームだな」であったけど、最近は「PUBGみたいなゲームだな」となるのだと思う。
むかし観たときは若者たちがワチャワチャと殺し合うという印象が強かったけど、見直してみると「中学生」である彼らの日常の関係性が所々で感じられた。
出演者の演技がかなり芝居かかった感じがしたけれど、これが本当に中学生みたいな演技をしていたら、エンタメではなく辛くてみてられないもっと別の映画になってしまっていたから本当にこれで良かったのだと思う。
「中学生が殺し合いをする」ということで当時大きな話題となったけれど、決して話題性だけの映画ではなかった。
テンポもよく、限られた上映時間で登場人物達の「こんな子なのかな？」というのがなんとなく伝わるいい映画でした。
