千年女優

オズの魔法使の千年女優のレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
5.0
エムおばさんとヘンリーおじさんの営む農場に暮らす少女で、近所の金持ちに嚙みついた愛犬トトを守って逃げ回った後に家に戻ったドロシー。その夜ハリケーンで家ごと魔法の国オズへ飛ばされた彼女が、元の世界に戻るため各々に願いをもつ案山子ハンク、ブリキ男ヒッコリー、ライオンのジークと冒険する様を描くファンタジー映画です。

米国の作家ライマン・フランク・ボームが誕生直後に両親を亡くした姪のドロシーのために書き上げた児童小説を、MGMが同年に『風と共に去りぬ』を公開するヴィクター・フレミングの監督で映画化した作品で、硬化されるや多くの子供たちを虜にして主演のジュディ・ガーランドやテーマ曲の『虹の彼方に』がアカデミー賞を獲得しました。

幼少期にビデオで見て以来、ふとした頃に魔法の世界に飛ばされる夢を見ます。ハリケーンで飛ばされる家、窓から覗く箒にまたがったかぎ鼻の魔女、下敷きになった足はショッキングで、旅する仲間たちは頼りなくも愛おしい。試練の数々は意地悪だけれども勇気をもって乗り越えれば希望が差す。子供心を掴んで離さぬマスターピースです。
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