ジュード・ロウの出演作を追いかけて鑑賞。
南北戦争を背景に、互いに惹かれ合いながら離ればなれになった主人公たちの過酷な運命を描く純愛ストーリー。
ジュード・ロウの出演作はもともと好きな作品が多くて結構観ているけれど、今作は初鑑賞。
脇役やちょっとしか出番がない役にナタリー・ポートマンやチャーリー・ハナム、キリアン・マーフィがいたりして配役が豪華。今作でオスカーを受賞しているレネー・ゼルウィガーも存在感があって良かった。
純愛モノであると同時に、ニコール・キッドマン演じる父を亡くし天涯孤独になったエイダの成長ストーリーでもある。
ジュード・ロウは愛するエイダと再会するため脱走し追われる身となる兵士インマン役。
いま改めてジュード・ロウの出演作を追っているのは、最近の出演作を観て演技力に圧倒されたからなんだけど。
50代になった今と同じ繊細かつ深みのある演技を今作でもしていて、若い頃からやっぱり演技派なんだなあと思った。（特に目の演技と表現力がすごい。）
顔の良さが先に目について演技力が霞むのは、ご本人からするとアンラッキーなんだろうな…。
歴史的事実としては知っている南北戦争。
改めて映画作品として観ると、同じ国に暮らす人々が殺し合い傷つけ合っていることに不毛さを感じてしまう。
今作を観たことで、もうちょっと歴史的背景を知りたくなった。
そしてアメリカ国内の戦争の話なのに、主演2人はアメリカ人俳優ではないのはある意味すごい。
