原作未読。
合唱部の部長を務める主人公・聡実が、「組長の誕生日パーティーで行われるカラオケで最下位になるのは避けたい」というヤクザの狂児に請われて、歌を教えることになるストーリー。
SNSでの人気ぶり＆野木亜紀子さんが脚本を手掛けているということで観たいと思っていた今作。
ただいざ観ようとすると、「中学生とヤクザの組み合わせはダメでしょ？」な倫理観との闘いでなかなか観られず…
近くのシネコンで遅ればせながら上映が始まったので、やっと鑑賞。
結論から言うと、「中学生とヤクザ」の組み合わせがやっぱり自分としてはアウトだった…
住む世界が違う2人をぶつけたかったのかもしれないけれど、無責任な大人と未成年を出会わせちゃいけないでしょ。
原作を読んでいたらまた違う感想だったのかなあ。
一方で、期待していたキャスティングや野木亜紀子さんの脚本はやはり素晴らしかった。
私の周りでハマっている方はBL要素に萌えている方が多いのだけれど、コメディ要素が強いのと、かと言って大袈裟すぎない演出の妙で、BL興味ナシ勢でも楽しく観られそう。
「カラオケ」の話なので綾野剛さんの歌をガッツリ聴けるのも楽しくてポイント高い。
歌に対する自分の感想が尽く作中の聡実くんと一致したのには笑った。
ちなみに関係性映画好きとしては、聡実くんと狂児より、合唱部の後輩の不憫さに惹きつけられたかな笑
憧れの聡実先輩には完璧な先輩でいてほしいのに、彼が悩んでいる変声期の問題には寄り添えない一歳年下の不憫さ、気の毒ー！
卒業式の日に2ショットを撮りたかったはずなのに部活動の集合写真になっちゃうの、めちゃくちゃ不憫www
原作に飛びつくほどハマったわけではないけれど、ヒットしたことだしぜひ続編の『ファミレス行こ！』も映画してほしい。
