mikoyan358

哀愁のmikoyan358のレビュー・感想・評価

哀愁(1940年製作の映画)
4.5
2009/6/28鑑賞(鑑賞メーターより転載)
最初に観たのはかれこれ20年近く前。ベタだがあまりに悲しい運命のいたずらと、ビビアン・リーの超絶的な美貌にすっかり魅了され、ロンドン訪問時にはウォータールー橋へ直行した記憶がある。ほんの少しのすれ違いが積もり積もって...という展開は、その後あまた作られた悲恋物語の原点ともいえる。そしてそれを美しく儚いものにするR・テイラーとビビアンの存在。彼女の美しさがよく残されているという点では「風とともに去りぬ」よりむしろこちらだろう。蛍の光をバックに踊る2つのシーンはもう...涙なくして観られない名作。
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