トシオ88

ダークナイトのトシオ88のレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.3
久々に鑑賞。冒頭の銀行強盗のシーンから高い緊張感の物語が続く。前作はゴッサムの街並みにコミックらしいSFXの映像を組み込んでいたので、少しだけチープな印象もあったが、シカゴの街が舞台となり、リアリティが半端なく高い。
そうした舞台をベースに主人公たちが織りなすドラマはそれぞれの名演技もあり、重厚、かつ刺激的。ハンスジマーのサントラもまた映像を奥深く成り立たせ、耳に残る。
他の方々も書いてあるように、ブルースウェインとバットマンとの二面性、バットマンとジョーカーとの対比、トゥーフェイスの両極性、それらの対比が様々なシーンで繰り返し行われて善と悪とは何か、という問いかけがずっと投げかけられる映画の構成があればこそ、何度見ても刺激的な映画なのかなと思料。
個人的にはラスト近く、罪を被り遁走するバットマンにゴードンの息子が悲痛に呼びかけるシーンで思わずいつも涙腺が緩んでしまいます😢
名作はやはり何度見ても面白い。
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