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赤毛のragaのレビュー・感想・評価

赤毛(1969年製作の映画)
3.5
岡本喜八監督は一貫して反体制を主眼に置く。この物語も幕末の革命が主題となり、そこに利権や裏切りが暗躍する。煽動に乗った先鋒は道化でしかないのか、いや数日間の弱者の天下は後世に語られる。生き抜かねば世間は変わらない。無念のラストは消化不良だが現実味を帯びている。何もしなかった人々が生き残り喧騒で良心の呵責を紛らわす。私たちはここから学ぶべきである。
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