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ザ・シークレットマンのragaのレビュー・感想・評価

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)
3.0
政権と警察機関、決して馴れ合いになってはいけないというフェルトFBI副長官の矜持は、大統領の横暴に憤りマスコミへのリークへと向かう。民主主義とは何か、ウォーターゲート事件の捜査を通して権力の腐敗と国民への裏切りへ容易く陥ってしまう人の愚かさを提示する。欲言うならば、フェルト家族のすれ違いがあれよと修復してしまう半ば強引な帰着が腑に落ちない。そこ、大事な局面ではないのか。そうでなければ割愛しても良かったのではないか。国家と家族、最大と最小の社会という題材が中途半端になっちゃって勿体無い。
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