バンバンビガロ

汚名のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

汚名(1946年製作の映画)
3.1
ナチスの協力者にハニートラップを仕掛ける女性とアメリカ諜報員のスパイ映画。これまでのヒッチコックの映画と比較するとラブロマンスの比重が大きく、諜報活動の進行と主人公二人の恋愛関係のもつれがうまく組み合わさってストーリーを作り出している。FBIエージェントの男の方がちょっとめんどくさい性格で散々見ている側の気をもませるのだが、最後に自分がひねくれてたのがいけなかったと正直に告白する場面があって面白かった。
この映画の悪役のセバスチャンは話の中では騙される側の人間で性格的にもちょっと憎めないところがあるのだがそれだけに彼の破滅を示唆するかのように屋敷のドアが閉まるラストシーンのドライさが印象に残った。
バンバンビガロ

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