vivi

ダンボのviviのレビュー・感想・評価

ダンボ(1941年製作の映画)
3.4
ダンボがめたくそに可愛すぎて、
それだけで評価に歯止めが効かなくなる。

◆みんなのトラウマ「ピンクの象の行進」は風邪ひいたときに今でもまぶたの裏に浮かぶくらい強烈だし、長いしテンポ壊してるし意味分かんないです。
でも、このシーンこそがウォルトディズニーの真骨頂と言えるのでは!?
そのくらいイマジネーションがあって、奇想天外で、作画の秀逸さと相まってものすごい鮮烈さです。
怖いけど!

◆絵面もキャラクターも暗いです。
陰鬱でフラストレーション溜まる展開でもって周りを落とすから、
ダンボの健気さが際立って見えるんですけど…。
テント立てるシーンとか雨である必然ないよね!?
さんざん不幸展開した割にはラストがあっさりなので、心のやり場が難しくなる。時代性なんだろうけど。

◆お母さんを大事にしたくなる映画
こんなにまっすぐに母子愛を描いている印象はなくて、再見でほろりとしてしまいました。鼻でゆりかごするシーンすごくいいなぁ。その直後にピンクの象なんですけどね…。
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