ちー

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのちーのレビュー・感想・評価

4.7
市民ケーンがアメリカンサイコになる話です!

文句なしの大傑作ですよ。
さすが優等生の方のアンダーソン。

でぃすいずあめりか!
な本当にすっばらしい一作でした。
今も石油でパイプラインで戦争して
バンバン人をころしていますものね。
その結果がThere will be bloodで、
ダニエルの末路なわけですが。

映画史に残る伝説の名台詞
『お前がミルクセーキを持っているとしよう…!』
の下りはあまりにも見どころなので
そこまで是非見てほしいです。


ちょっとネタバレです。

一番思ったのは、最後の対話で、
あの人が折れていなかったら
きっと彼は最も敬虔な信徒になったのでは
ないかなぁってことです。

でも裏切られてしまって。
極北とも言える彼まで石油やお金という
恐るべき悪魔に屈してしまった。
それが彼の最後の背中を押してしまったのかなって。

転がすBowlingと穴を掘るのBoringをかけていて
それでボッコンボッコンのとかとても良いです。
あんまりにもひどすぎてちょっと笑いましたが。

語りたいことが多すぎます。
石油で洗礼受けていることとか
カインとアベルのこととか、
石油事故のあたりが爆撃のオマージュっぽいな
とかとかとか!

難しいと思ってもぜひ見ましょう。
そうしましょう。
ちー

ちー