ちー

愛がなんだのちーのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

愛ってなんだ!まだわかりませんよ!(血の涙)

三段階くらいミルフィーユ状に
感想が分かれるような作品でした。

くるしぃ…すごく苦しい作品でした。
片思いしている時ってこうですよね…!
でもそれって往々にして報われないんですよね…!
あっ、岸井ゆきのさん可愛い。
成田くんかっこいい。
若葉さんはホントこんな何もつかめていない
夢追い人やらせたら天下一品だな(褒め言葉)。

第二に、作中何度も助け舟が出されているなって思いました。
テルコちゃんの使う『i love guam』のマグカップは
ドロドロに汚れているし、幼稚園の先生になりたい
って夢もすっかり忘れている。
つまり好きな気持ってそういうもんだよって、その時どれだけ好きで
苦しくても忘れられるんだよって
手を差し伸べてくれていて。
それがすごく好きです。
バイトの先輩はズバリ答えも言ってくれますよね。
(ところで幼稚園の先生になりたかったって夢も暗示的ですね。
基本的に世話焼きなんですよこの子。)

ラストシーン、
テルコ→マモチャン→すみれさん→イケメン→テルコ
っていう地獄のループが完成するのかと思ったら
すみれさん、サッと離れましたね。
そういうところがホント好き。

最後に、この作品は、
誰かやなにか(映画でも音楽でも)を
好きって思っている、
そのときの気持ちが好き
って読み解くこともできると思うのです。
これって報われないけど、すごく幸せな時間ですよ。

ただ、象さんまで膨れ上がってしまった
テルコちゃんの気持ちは最終的には
どこに落ち着けることができるのか、
若干不安の残るラストシーンでしたが。

恋愛のことを考える素晴らしい恋愛映画でした。
カップルで見るのはおすすめしませんよ!
どっちかが気づいてしまう可能性がある!

ネタバレ開く人には手遅れな気もしますけど!
ちー

ちー