ジェームズ・ボンドの同僚という設定のチャールズ・バインが活躍する、＂柳の下のどじょう＂スパイアクション。ダブルオー要員が運転手付きロールスロイスに乗ってて、どこか緊迫感のないムードの前半戦には、笑っちゃう。東側の殺し屋が絡んできてからの後半はなかなか面白くなる。

主役のトム・アダムズは、遠目にはショーン・コネリーw

ジョン・スタージェス監督の映画史に残る不朽の名作『大脱走』！

数多くのキャストを擁する大作ですが、その中に本作の主演男優トム・アダムスの姿がありました。

集団脱走計画により収容所の外に出ることに成功したものの、武運つたなく捕らえられ元の収容所に逆戻りとなる英国兵捕虜の役です。

そんなトム・アダムスが殺しの免許証を持った英国秘密諜報機関員チャールズ・バイン役で主演したのが本作であります。

本篇中ではアメリカで金塊が絡む事件を解決した男の代わりに任務に就くことになったとのヤリトリが描かれていたりします。
何のコトかはわかりますよネ(^^)

カッコいい主人公と銃の組み合わせ。
このように書きますと

007とワルサーPPK

ダーティ・ハリーと44マグナム

ナポレオン・ソロとワルサーP38

マッド・マックスとダブルバレル・ショットガン

スネーク・プリスキンとイングラム

サンダース軍曹とトミー・ガン

ランボーとM60

トグサとマテバ

…といった具合にアレコレ思い出してしまいますが、本作の主人公の場合は何とモーゼル軍用拳銃です。

珍しいスパイであります。

本作はみなさん、あまり観る機会もない作品と思います。

ムカシの作品なので昨今の映画と比べてスリルとサスペンスでドキドキハラハラというわけでもありません。

ですから、

「お前がレビューしていたから観てみたけど、退屈だったゾ」

なんて怒らないで下さいネ。^_^;

ちなみになかなか面白そうに見える予告篇です。
↓
The Second Best Secret Agent in the Whole Wide World(1965)
https://youtu.be/JaHMfk-bJ1o

というわけでメイン・テーマ曲です。
↓
https://youtu.be/OmuPrG54z_Q

ちなみに我が家には本作のシングル・レコードがあったりするんだなコレが…。

60年代ののらりくらりしたチープさが楽しめる、なんちゃって007映画の一つです。
見所はズバリ、モーゼルミリタリーの給弾シーンです。
モーゼルファンならそれだけでも必見の作品だと思います。