真面目な正攻法による『コワすぎ！』
白石晃士監督によるフェイクドキュメントホラー。
劇中劇的に挿入される｢お蔵入りしたバラエティ番組｣は勿論作り物で、フェイクドキュメントの中に更にフェイク番組がある入れ子構造、更にそのフェイク番組の出演者が劇中登場する事によって最早現実とフェイクが捻れて混ざり合いパズルを完成させる様に｢全部嘘｣である筈の映画それ自体が最後には異様な呪物と化して完成される。
今絶賛ブレイク中の松本まりかさんが新人アイドル(役)で登場。
当時既に売れてたアンガールズが｢無名のお笑い芸人｣という〝てい〟でまりかさんと共に心霊スポットへ行くと異様な出来事が起こりその番組はお蔵入りとなる(というフェイク番組)
｢あいあい家にダサいベルトがいっぱいあるアンガールズです｣って初期のネタが懐かしい。
アンガールズ若いけど松本まりかさんは今と殆ど変わんない。
