きのしたたかとし

ノロイのきのしたたかとしのレビュー・感想・評価

ノロイ(2005年製作の映画)
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「隣の家から奇妙な音がするんです」
という便りを受け、調査を始めた
怪奇実話作家の小林、
それと同時に別で調査していた
テレビ番組で透視をした少女、
全身アルミホイルで身を守る霊能力者、
心霊スポットのロケで失神した女優…
一見無関係に思える出来事が
少しずつ、じわじわと繋がっていく…

ビデオ映像のチープさ、
出てくる登場人物の演技とは思えない
自然さ、淡々と事実が伝えられる
ニュース映像に、物音や隣人の喧騒と
いった身近に感じる違和感・恐怖、
経年劣化を感じる小物や資料…
これ映画じゃなくて
本当にあった出来事じゃないの…?と
思ってしまうリアルさの積み重ねが
生み出す気持ち悪さがクセになる。
ラストシーン、脳に焼き付いて
当分離れなくなりそう…
昔、レンタルビデオ屋でジャケット観て
「怖…絶対見んとこ…」って避けてた
作品でしたけど、いいホラー映画でした!

「遊星からの物体X」チックな
劇伴もまたゾワゾワしていい。