マイ ベストムービー第7位
★5.0 +アルファ
「世界が終わるまであと28日6時間42分12秒だ」
「家族や友人、恋人があなたにとっての世界」
「もし本当に世界が終わるなら、そこにはあなたと彼しか残らない」
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ここしばらく3年ほどはすっかり忘れてたこの映画。
それもそのはず、この映画は風の如く過ぎ去った自分の青春の一部なもんでっっ笑
filmarksには、10本の映画をベストムービーに設定できる機能があるじゃない。
ベストムービー、あとは何があるかなと考えてる際にふと今作を思い出した。
円盤だらけの棚から、青空が印象的なジャケットしてる今作のblu-rayを久々に引っ張りだしたら、それはもう懐かしい感情で一杯になっちゃって、、笑
(ちょっと前まで主流だった劇場版のみ収録のblu-ray/dvd。このジャケットが一番良い、最高。青春とSF感がシンプルすぎるくらいのデザインでマッチしてる。)
高校に入ったばかりの5月、カラオケで告った流れで相手の女性とブックオフに立ち寄った。
本来はあってはならないけど、彼女そっちのけで一人、dvdコーナーを閲覧してまして、、笑笑
そこで見つけたのが今作のblu-ray!笑 前々から気になってたのもあったけど、まさかの"カラオケ作戦"が成功して調子に乗ってたから2500円ほど出して購入っっ。
そんなことがあったから、でもないだろうけどその人とは2週間足らずで友達に逆戻り、、笑
なんだろーな、ドニー・ダーコのblu-ray貸してあげれば良かったのかなっっ?笑笑 、、、
思い出語りもほどほどに。
そんな夢見る高校生まっしぐらで、中二病魂がまだ残ってる頃に今作を観たおかげか、ドニー・ダーコには結構ハマった。
バチバチに夢見心地でセンスありまくりな作風、夢見心地さを加速させる意味不明さ、意味深っぽさありありな演出の数々、
でなんといっても、すでにギラついてるジェイク・ギレンホールが演じるドニー・ダーコ。
精神不安定で、傍から見れば異常者。ながらも、頭は良くて彼女もできる。でも、映画的悲劇に見舞われるっっ。
当時の自分にとって、そんなドニー・ダーコはカッコ良くてどこか羨ましくなる存在だった笑
何度も何度も、自分をドニー・ダーコに重ねながら観た。
だから、「意味がわからん」「監督の意図がわからん」「前半退屈」「マギー・ギレンホール可愛くない」とか言う人とは今作については分かり合えない。
よくわからん青春期に観てドハマリしたんだから、自分でも細かくはわからんのよ笑
よくわからんけど、心の底に特別な感情が芽生えるのよ。
それに自分はマギー・ギレンホール、メチャクチャ可愛いいと思うしっっ!!笑
ドリュー・バリモアも、、メチャ良いっっ!!笑
もしかしたら、本作の意味不明さのお陰で、中二病期の自分なりに拗らせて色々と解釈できたのが魅力の一つだったのかも。
中二病でなくても、今さっき改めて観返してて色々と想像掻き立てられた。
ディレクターズ・カット版を観るか、それを踏まえた解説を読むかすれば難解でもなんでも無くなるらしいです。
ですが、自分にとってのドニー・ダーコの物語、いつも想像してきたドニー・ダーコとはたぶん違う気がしてDC版はまだ観れてないです。
作品が元々もつノスタルジックで夢見心地な雰囲気と、今作を青春期に観たおかげでノスタルジックな感情に浸れる事、そして何度観てもわからない難解さがむしろ魅力と化している事。
こんなに私得な映画、なかなか無いぜ。