マイ ベストムービー第9位
★5.0 +アルファ
「世界が終わるまであと28日6時間42分12秒だ」
「家族や友人、恋人があなたにとっての世界」
「もし本当に世界が終わるなら、そこにはあなたと彼しか残らない」
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ここしばらく3年ほどはすっかり忘れてたこの映画。
それもそのはず、この映画は風の如く過ぎ去った自分の青春の一部だから笑
夢見る高校生まっしぐらで、中二病魂がまだ残ってる頃に今作を観たおかげか、ドニー・ダーコには結構ハマった。
バチバチに夢見心地でセンスありまくりな作風、夢見心地さを加速させる意味不明さ、意味深っぽさありありな演出の数々、
でなんといっても、すでにギラついてるジェイク・ギレンホールが演じるドニー・ダーコ。
精神不安定で、傍から見れば異常者。ながらも、頭は良くて彼女もできる。でも、映画的悲劇に見舞われるっっ。
当時の自分にとって、そんなドニー・ダーコはカッコ良くてどこか羨ましくなる存在だった笑
何度も何度も、自分をドニー・ダーコに重ねながら観た笑
もしかしたら、本作の意味不明さのお陰で、中二病期の自分なりに拗らせて色々と解釈できたのが魅力の一つだったのかも。
中二病でなくても、今さっき改めて観返してて色々と想像掻き立てられた。
ディレクターズ・カット版を観るか、それを踏まえた解説を読むかすれば難解でもなんでも無くなるらしい。
でも、自分にとってのドニー・ダーコの物語、いつも想像してきたドニー・ダーコとはたぶん違う気がしてDC版はまだ観れてない。
作品が元々もつノスタルジックで夢見心地な雰囲気と、今作を青春期に観たおかげでノスタルジックな感情に浸れる事、そして何度観てもわからない難解さがむしろ魅力。