囚人13号

猛進ロイドの囚人13号のレビュー・感想・評価

猛進ロイド(1924年製作の映画)
4.5
思い出し記録。めちゃくちゃ面白い。吃音青年が好色のふりをして本を書き、略奪婚を果たすまで。
橋上にヒロインがやって来て、真下でボートに乗っているロイドが水面への反射で彼女の顔を見るも(彼は幻覚だと思い込む)、互いに気付かぬまま一度離れてから再会を果たすシーンの美しさといったらない。

あらゆる移動手段を駆使して式場へ向かうワンミニッツレスキューも尋常じゃない速度だし、キートンの探偵学入門と全く同じアクション(高台から自動車へ棒高跳びの要領で天井から入る)も見られる。
何より色々散らかったままなのに「YES」一言で終わらせてしまうこの潔さよ!
囚人13号

囚人13号