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13日の金曜日のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

13日の金曜日(1980年製作の映画)
2.0
殺人鬼ジェイソンが後に有名となったホラーシリーズの第1作。
ショーン・S・カニンガムが製作・監督したスラッシャー映画。
有名俳優がほとんど登場せず低予算で製作されて、大ヒット。
原題: Friday the 13th (1980)

1958年、ニュージャージー州の"キャンプ・クリスタル・レイク"で若いカップルが惨殺される。
6月13日金曜日、現在。
いつしか人が近づかなくなった"呪われたキャンプ場"に若者8人がやってきて、キャンプ場再開の準備を始めるが、何者かによって次々に惨殺されていく…。

~8人の若者~
・アリス・ハーディ(エイドリアン・キング):金髪
・ビル(ハリー・クロスビー)
・ブレンダ(ローリー・バートラム):アリス、ビルとストリップ・モノポリ・ゲームに興じる。その後アーチエリー練習場へ。
・マーシー(ジャニーヌ・テイラー)
・ジャック(ケビン・ベーコン):マーシーのボーイフレンド。2人はベッドで愛しあう。
・ネッド(マーク・ネルソン):バンガローで誰かを見かける。
・アニー(ロビー・モーガン):ヒッチハイクでキャンプ場に向かう。
・スティーヴ(ピーター・ブローワー):会長

~その他の登場人物~
・パメラ・ボリーズ(ベッツィ・パーマー):かつてキャンプ場で働いていたおばさん
・ティアニー(ロン・キャロル):警察部長
・ラルフ(ウォルト・ゴーニー):予言老人
・エノス(レックス・エヴァーハート):トラック運転手

ジェイソンは湖で溺れて亡くなった少年の名前で、映画のラストに一瞬だけ登場(アリ・レーマン)するが、第1作ではホッケーマスクもかぶってもいない。

犯人の視点からの一人称視点ショットが繰り返し使われていて、この映画は、犯人(と一体化した観客=観ている私)が、何人ものティーンエイジャーをストーキングして殺すという形式になっている。
登場人物をわざわざ"ひとり"にして殺させるいう雑な作り。そして連続する様々な惨殺シーンを楽しむという"ゲテモノ"趣味。
喉が切り裂かれたり、斧で頭を割られたり、矢でつきされたりする陰惨な暴力描写に嫌悪感を感じる人(や観るだけで満足できない人)はこの種の映画には近づかない方がいい。
一部でカルト的人気を獲得しているが、暴力描写(ジェイソンが大々的に登場する後の作品はより過激化しているらしく、スラッシャー・ファンには物足りないらしい)を含め批判があるのは当然だろう。
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