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未知との遭遇のxoのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
2.0
スピルバーグの中でも本作は初めて見たけど、ポップだなと思った。

子ども向けって言われるのはわかる。情緒や余白の部分を楽しむものではなく、常に画面上でなにかが起こっている。未就学児でも飽きずに見れるんじゃないかな。
起承転結の"起"がやたら冗長だったり、1時間過ぎ、あの親父が奇怪な行動に走り出してからは、真面目に見る気が失せたりした。。
ただ、わざわざ大金をかけて普通じゃ見られない光景を映画にしてくれてる、って考えると価値はあるし、何も考えずに見て「なんか楽しい」とは思える。だからこれで良いんだろう。。そういうものとして割り切れれば、こっちに負荷もかからないし。。

後半、山の上での"音合戦"のとこも、大の大人が集まって大真面目にあんな馬鹿みたいなことしてるのは滑稽だったし、時にはこういう馬鹿な、理屈が通用しない世界の映画も必要だと思う。。

全体的に、人間を人間らしく描けていなくて、映画のために人間が動いているようには見える。例えば子どもの反応。あんなの見て「ワクワク」になるのは、よっぽどネジが外れてるとしか。。
あの夫婦の奥さんが「あっ!あの形だ!そうだったのね…あなたごめん!」もおかしすぎるし。。
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