Feverkusaka

ゴーストワールドのFeverkusakaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

父親しかいない家もどこか居心地が悪く 社会に馴染めず 友達関係も上手くいかず 疎外感を感じ続ける女の子イーニドの話。いい歳こいて未だにイーニドに強く共感する自分にうんざりもした。

童貞(かどうかは明言されていなかったが)を拗らせたサエナイ音楽好きの中年シーモアの自己否定で自分を守る姿勢も良かった。エンドロール後のジョシュのスーパーでの暴力シーンは、イーニドかシーモアの妄想なのだろうか。

セラピーの先生のドアを閉めた後の疲弊した顔、変わったウエイター、サタニスト呼ばわりされる夫婦、ファストフードを食べ歩く太った中年たち、意思疎通が苦手などもる父親、独りよがりな美術の先生、、、
まさにゴーストワールド!といった感じ。イカれてるのはイーニドか、この世界か。

お爺ちゃんがバスに乗ったらベンチに LIFE NOT IN SERVICE なんて描かれてたら街を出るよな。
イーニドは大好きだけど、痛々しくて心の中にはあまりいてほしくない。かも。
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