えちぜん

サラの鍵のえちぜんのレビュー・感想・評価

サラの鍵(2010年製作の映画)
4.1
ホロコーストものはホントに多彩なジャンルがありますね…それだけ負の歴史は、様々なところに爪痕を残すということでしょうけど、まるで遺伝のように、世代を越えて尾を引くものなんですね。それは、戦争体験者の多くは、そのことを心の奥に封印して語りたがらないにも関わらず、なのに。

ジュリアのように、過去の人の人生を調べるということは、歴史の研究とは違ってパーソナルな追求ですね。ジャーナリストということは別にしても、やはりそこには「傲慢さ」と「リスペクト」が混在していることは否めない。ただ本作では、サラの関係者にとって今更知りたくない事実でもありながら、忘れないことが最大限の愛情であると受け止めてくれる「性善説」な内容に終着してくれて安堵した。

全然話は変わるけど、「マイ素敵すぎる40代レディ」は、東の吉田羊と西のクリスティン・スコット・トーマス( ͡° ͜ʖ ͡°)
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