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翔んだカップル オリジナル版のぉゅのレビュー・感想・評価

3.3
2020年 鑑賞
柳沢きみお先生の漫画が原作。「セーラー服と機関銃(薬師丸ver.)」「ションベン・ライダー」「台風クラブ」の相米慎二監督のデビュー作のディレクターズカット版。

田代勇介(鶴見辰吾さん)は、共学の私立高校・北条高校に入学し、上京してきた。外国に行っているおじ夫婦宅の一軒家に独りで住むことになり、不動産屋に男性の同居人探しを依頼。ところが、不動産屋の手違いから、可愛く無邪気ながらも気の強い少女・山葉圭(薬師丸ひろ子さん)と同じ屋根の下で共同生活を送る羽目になる。次第に勇介は圭に好意を抱くが...

調べてみたら、柳沢先生の作品の映画化作品で、鑑賞済み作品は、「特命係長 只野仁」だけじゃじゃなかった... 「市民ポリス69」も観ていた(映画を観たいよりも、●●●んと、カメオの●●●●ちゃん目当てが強く)。記憶にはなかったが... でも今回は大きく違うのが、少年誌掲載。どちらかといえばアイドル映画に近い(ここから「セーラー服と機関銃」に繋がっている訳だし、設定やストーリーも)。お決まりのちょいエロはないだろうと想像される。

円さん、若っ!& 髪、長っ!
原田美枝子さん、お綺麗!
まさか、あの真田さんが!
で、柳生博さんを観ることができて、とても嬉しかった!

薬師丸さんの「異邦人」のシーンや、自転車のシーン。色々と体張り過ぎ!
交差点の中心のあのシーン、クジラのシーン、どうやって撮った?やっぱガチ?

相米慎二監督のデビュー作と思えぬ、映像や画角!本当に惜しい監督を亡くしたと、改めて実感してしまった... もう約20年になるのかと思うと残念... 遅くなりましたが、御冥福をお祈りします。長い間、お疲れ様でした。

この作品はザ・アイドル映画というよりは、ザ・昭和学生青春恋愛作品だった。そして、私は色々と感傷に浸った作品だった... もう2020年か...

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