CDも買ったよ。
円都のわざとらしいほどの濃いイメージがひたひたと世界に融け込むようで記憶に残る。
しゃべり方面白い！
岩井俊二監督の映画はストーリーがまとまっていないことが多くて、ご本人も分かってやってるようでもあるのですけど…
映画はストーリーを語るのに向いてない、というのは間違いではないと思うけど。そうであっても物語は「語らないから要らない」のではなく、「あるけど語らない」であってほしい。
この映画は一見さらっとしたシーンもなんとなく良くて、たとえば円都郊外の何も無いところを車で走るシーンとか、背景に物語がちゃんとあったらすごく良いシーンになってただろうなって思う。だから残念だった…この舞台で、ストーリーもしっかり出来ていればすごく面白そうだと感じたから。
主人公の一人の過去の話もストーリーに生かせていれば、あの味気ないようなエンディングもそのままで良いシーンになってたような気がする。
出演してる俳優さんが今も活躍してる方が多くて面白かった～移民の役も違和感無い。
みなさん若くて、今とは容姿が違うけど、ミュージシャンであるCharaはあまり印象が変わらないのもなんか面白かった。Charaの演技も説得力あって引き込まれる。
