ロックストロンゴ

透明人間のロックストロンゴのレビュー・感想・評価

透明人間(1992年製作の映画)
4.2
凶悪な透明人間が街を襲う!
では無く、温厚なビジネスマンがひょんなことから透明人間になりそれを利用しようとする政府の人間から逃げる逃走劇。

面白かった。透明人間をどう写すのかが、こういう映画の醍醐味。
別の透明人間映画インビジブルでは、天才科学者が力に溺れるのに対して、こっちの主人公は早く元に戻りたいと思い続ける。
食べ物は食べにくいし、目立つ事をしたら政府の人間にバレるし…

透明人間になったら、人生楽しいだろうな〜という妄想が無くなる映画。

カーペンターさんの映画は導入からぐっと世界観を見せつけてくれるから面白い。
今見たらCGですぐ作れるじゃん!というシーンもあるのかもしれませんが、魅せ方が上手い。
主人公がマッチョで〜サイコで〜
とかじゃ無く割と普通な人間が透明人間になったら?というとこが面白い。…設定よくみたら有能な偉いサラリーマンみたいだけど笑

コメディ色が強い逃走劇映画です。
吹き替えで見ましたが、富山敬さんの声が素敵でした