たつ

ゲバラ!のたつのレビュー・感想・評価

ゲバラ!(1969年製作の映画)
3.9
超プロパガンダ映画。まあ冷戦真っ只中ですしアメリカ映画なので、ある程度そこは目を塞ぎます。時代感的には仕方ないことだし、映画というメディアが真実を伝えるべきものでは無いため虚構の物語としてみました。

にしても単純な構図を上手く操ったり、複雑な構造を作っていくフライシャー。例えば『マンディンゴ』は白人が黒人を使役するだけじゃない人間模様を見してた。『絞殺魔』は犯罪者が複雑な善悪を抱えているなどがあった。しかし今作はゲバラを悪役として描くのはいいが、それにしても単純すぎやしないか。

キューバにミサイル実験場を建てさせたのもゲバラ、戦争中の虐殺も革命も全てゲバラのせいだ。
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