これは広瀬すずにとっての「ちはやふる」であり、宮沢りえにとっての「ぼくらの七日間戦争」的な作品である。
つまり10代の池脇千鶴の“今この瞬間しかない輝き”をおさめた記念碑的アイドル女優映画なのです。
今や日本映画界に欠かせない女優となった“池ワッキー”だけど、この頃から抜群の演技力。天才ですよ。
話はなんてことない話で多感な少女の成長物語。連想したのは相米慎二監督の「お引越し」。
大阪には縁もゆかりも全くない人間ですけどまぁ楽しかったです。スーパースターの面影ゼロな沢田研二も良かったです。感想おわり。