このレビューはネタバレを含みます
1985年公開の『ドラえもん』の映画シリーズ6作目。
これは名作!
キャラクターもストーリーも、1〜5作目に比較して明らかに完成度が高かったように思う。
小さな宇宙人のパピが健気で可愛いし、素直に助けてあげたくなる良いキャラクター。
パピの愛犬・ロコロコのお喋り好きな設定には妙なリアリティがあり、鬱陶しいけど憎めない。
終盤、「ドラえもん・のび太・ジャイアン」と「しずか・スネ夫」という組み合わせで行動するのも珍しくて新鮮。
3作目『のび太の大魔境』ではジャイアン、4作目『のび太の海底鬼岩城』ではしずかにスポットライトが当てられていたけど、今作ではスネ夫にスポットライトが当てられ、彼の成長物語的な見方もできる。
しずかが怯えるスネ夫を責めずに一人で敵と戦おうとするのもかっこいいし、スネ夫が身を挺してしずかを庇うのもかっこいいし、もう将来しずかとスネ夫が結婚したらいいんじゃないかと思った。笑
武田鉄矢による主題歌『少年期』も良い。
【2022.07.29.鑑賞】
【2022.08.06.レビュー編集】