ポスター見た印象で勝手に禍々しい映画かと思っててずっと観てなかった
いたずらはするけど内気で人と関わりが持てなかったアメリが、画家のおじいさんと絵を通して対話し背中を押してもらったことでニノと結ばれたっていう筋書き?
ジョルジュエットと録音おじさんはあれで良かったんだろうか...
少ししか登場しない人の好きなことや嫌いなことが描写されるくだりや、ここで誰が何をしていた頃別のところではこの人が〜っていうくだりは、踏切待ちで見上げた電車に乗っている一人一人にこれまでの人生とこれからの人生があることをふと考えて訳もなく途方に暮れる感覚と似ている
アメリみたいにとんでもなく想像が飛躍してしまったり、何も脈絡のないこと(今この瞬間何人が....とかまさに笑)を思いついて考えてしまったりする状態は私もよくある
ところどころ入るエフェクト(駅でバイバイした後に盲目のお爺さんが空を見上げるシーン、アメリの心臓、ポケットの中の合鍵)とかはなんか全体の雰囲気に合わないように感じてしまった
あとたまにおイタが過ぎないか...?と思ってしまったな
全体に漂うレトロな雰囲気はとても好きだったけど、今の私には少しクセが強く感じられて良さが分かりきれなかったかもしれない
水をよく切れそうな平べったいつるんとした石をポケットに入れるみたいに、自分が好きなことや心が落ち着くことに日々ちゃんと気付いてそのつど拾い集めたいなと思った