コロッサル・ユースの大越のレビュー・感想・評価

「映画は幻覚だ」と、
暗闇の中で唯一の光を通して、劇場内では世界の全てであり正義であるスクリーンを通して、言われてしまうと、
その幻覚を観るために、まるで作中のヤク中の彼らのように、身の回りのものを売って劇場に通う俺は、ヤク中と同じなのか、
と、思い至った瞬間に自己肯定感がゼロになり、メンタルがボロボロにやられちゃって号泣してしまった。
この映画の全貌を捉えられないのは防衛機制が働いて脳が理解を拒否していたからかもしれない。