まさなつ

女のまさなつのレビュー・感想・評価

(1948年製作の映画)
3.8
ヌーヴェルヴァーグもビックリ!?

犯罪を繰り返す男。ダンサーの女。男は女を無理やり連れて逃避行。ほぼ二人芝居。ノワールな始まりからロードムービーへ、、。

女の目線がダメな男の顔をとらえる。信用していいのか悪いのか、、女の心は揺れる。それをカメラがとらえる。アップアップアップ、、。何これ?なところもあるけど(笑)、ヒリヒリするとこもあります。

シンプルな題名にしてシンプルな映画だけど野心は感じる。

木下恵介監督。戦後3年目にして、こんな実験的でスタイリッシュな作品を作っていたとは!いろんなことやる方だなぁと改めて思いました^_^

ヌーヴェルヴァーグの人々は日本だったら小津か溝口だろうけど、木下観たら、やられた!って思うんやなかろうか?^_^
まさなつ

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