Kuuta

チャップリンの黄金狂時代のKuutaのレビュー・感想・評価

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)
3.8
短評。雪山なのにいつもの服装過ぎて笑う。前半の山小屋が特に良かった。

・お金や食事に向かう欲望は滑稽に、愛に対する飢えは悲痛に。冒頭、雪山で列を為す人が倒れるカット。劇中でも人がよく死ぬし、空腹のあまり殺し合う場面もあり、みんな目が血走っている狂った雰囲気。

無数の人が死んだ現実のゴールドラッシュや、人肉食に及んだドナー隊の悲劇はベースにあるのだろう。悲惨な現実を取り込んで、その中にこんな奇跡があったらなぁという喜劇を生み出している。

・パントマイムでチャップリンが大変な中、部屋の後方で静かに座っている犬に癒されるが、中盤で行方不明になる(食べられた…?)。

・どこに逃げても銃口に吸い寄せられる男

・靴が肉っぽく見えるの普通に凄い

・パンのダンスは顔の表情もいいね
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