ペジオ

エドワード IIのペジオのレビュー・感想・評価

エドワード II(1991年製作の映画)
2.9
『タイタス』なんかもそうでしたが、史劇を基にした戯曲を現代風の意匠で映像化したら、なんでこうも「SF」っぽくなるのか?
「君主制」ってのが現代から見れば「ディストピア」感ありありなのか、いわゆる戯曲っぽい「持って回った言い回し」が「異世界」っぽい距離感を醸し出しているのか
正直この手のセンス…嫌いじゃないぜ

物凄い「閉塞感」を感じるのは照明のせいか、そもそもの演劇っぽさ故か
限られた「舞台」で完結してしまっている感じが、そのままこの王位を巡る革命劇の狭い視野に適していたと思う
言い訳の様な「ゲイに対する迫害」の構図も「寓話」の域を良くも悪くもはみ出さない(だからだろうか。思ったよりも解りやすい話だった。)

再会の喜びをダンスで表現したのはちょっと笑った、そんなに嬉しいかと
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