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未来を生きる君たちへのchipのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
4.5
「真夜中のゆりかご」で出会ったスサンネ・ビア監督、
北欧デンマークのたの女性監督です。
次に観たこの作品で、大好きな監督になりました。
2011年、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。
赦しと報復をテーマにした重い作品ですが…
何度かリピートしては見入ってしまう作品です。


アフリカの難民キャンプで医療活動をしているアントン、
劣悪な環境の中での医療行為…
ビッグマンの残虐な行為に苦しむ人々。。
人として医師として、正しいことをしようとする彼が、あることをきっかけに怒りを爆発させてしまう!
その後で絶望的な暗い目をしたアントンがいました。


彼の息子エアリスはいじめられっ子、
転校性のクリスチャンが仕返ししてくれるけれど…。
子供であるがゆえに、純粋に真っ直ぐに復讐に走る姿…
怖かったです。
端正な顔立ちのクリスチャン、
母が死んでからずっと硬い顔をしていたけれど…
エアリスの病室で見せた笑顔がとても子供らしくて安心しました。
ラストに明るい日ざしが見えました。
スサンネ・ビア監督、そこが好きなんです。
父アントンも、またアフリカに向かっていました。
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