ゴン吉

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.1
考古学者であり冒険家のインディアナ・ジョーンズの活躍を描いたトレジャーハンティング・シリーズの第3作目。

ハリソン・フォードとショーン・コネリーが共演、アリソン・ドゥーディがヒロインを演じ、ジュリアン・グローヴァーらが共演。

1938年、大学で教鞭をとる考古学者インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、富豪のドノバン(ジュリアン・グローヴァー)から不老不死の秘宝・キリストの聖杯を捜し出すよう依頼される。
本件には父のヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)が関わっていたが行方不明になったことを知り、渋々引き受ける。
インディはベニスで女性考古学者エルザ・シュナイダー博士(アリソン・ドゥーディ)と合流して、父の手帳を手掛かりに聖杯の探索を始める。
まずインディは最初の鍵を握る図書館を訪れる。
この図書館は歴史的な教会を利用した施設であるのにもかかわらず、インディは廊下を勝手に壊し、さらに地下に眠る騎士の墓も破壊したうえ、命を懸けて聖杯の機密を守ってきた十字剣結社(十字剣兄弟団)のメンバーを殺害するなど、考古学者としてあるまじき行為を繰り返しながらも聖杯の情報を手に入れる。
さらに十字剣結社のメンバーには行方不明の父親を捜すために聖杯を捜していると言って情報を聞き出しておきながら、父親が見つかると欲に駆られて聖杯探しに精をだす。
終盤では、流石に父ヘンリーにたしなめられるが.....

ドイツ軍とのバイク追走劇に加えて戦闘機や戦車との戦闘や、ライバルであるオーストリア出身のナチス女性考古学者がストーリーを盛り上げる。
古城のドイツ軍基地のからくり部屋も楽しめた。
また本作では、少年時代のインディも描かれており、彼のトレードマークである帽子の由来が明らかに。
ハリソン・フォードとショーン・コネリーが演じるジョーンズ親子のコンビが微笑ましい。
作品前半のインディの悪行が悔やまれる。
とはいえユーモアが詰まったワクワクさせられる楽しい作品です。 

「エルザにとって聖杯は単なる宝だったようだな」
「父さんにとっては?」
「聖杯は”光”だ」
「ジュニア」(NHK版)

「エルザにとって 聖杯は ただの宝物だった」
「何か得たものが?」
「私か?”光”を得た」
「ジュニア」(BS12版)

「エルザは聖杯を信じてなかった 宝物を見つけたと思ったんだ」
「パパは何を見つけた?」
「麗しき妄想かな」
「で ジュニア何を見つけた?」(日テレ版)

2024.3 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:高山龍一)
2023.7 BS12で鑑賞(土曜洋画劇場・ノーカット版・字幕)
2023.6 日テレで鑑賞(金曜ロード・吹替:木原たけし 訳)
2021.10 日テレで鑑賞(金曜ロード・吹替:木原たけし 訳)
2021.1
第62回 アカデミー賞にて音響効果編集賞を受賞(1990年)
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